欠かせないミネラルウォーター
水道管の中を流れていく過程で水に鉄サビや水道管のマンガンが溶け出しているなどの課題はありますが、ここまでは水道局が責任を持って管理している部分で、一応水質は保たれています。
水の素人の手にビル・マンションの水はゆだねられているのです。
水道水そのものの危険性も決して無視できませんが、それと比較にならないほど、建物のなかでの水の汚染は深刻です。
ピル・マンションの構造によって、またその管理の仕方によって、安全であったはずの水道水が危険な水に変わってしまうことがあります。
水道法によって受水槽を持つ大規模マンションや高層ビルは水質検査と年1回の清掃が義づけられていますが、受水槽については野放しも言える状況にあり、汚染は水道水など比較にならならいほど恐ろしいものです。
ピル・マンションなど高層建築物の給水設備は受水槽と高置水槽に分かれますが、受水層では「汚水漕から下水が流れ込んだ」「ネズミやゴキブリなどが侵入していた」、「配管のから溶けだした鉄サビ・マンガンや機械類の油の混入していた」という検査結果が後を断ちません。
高置水槽では「日光にさらされて、藻やカビ、ダニ、線虫などが発生していた」「スカラス、ハトなどの死がいやそのフンがあった」などの問題が多数、報告されています。
一度地下に埋め込まれてしまった受水槽の点検は難しく、同じく地下に作られた汚水処理槽から汚水が流れ込んでいる可能性も否定できません。
きれいな水とよごれ水が同じ敷地の地下にある、水の管理の難しい建物と言えるでしょう。
神奈川県では全国に先駆けて目立方メートル以下の受水槽や高置水槽の管理を義づけ、調査を開始しました。
結果は、なんと8 割にも及ぶ施設で何らかの問題が発見され、そのうち約半数が早急に改善しないと危険があると報告されています。
つまり全体の4 割の建物が危険な水を住人に供給しているということです。
細菌類、大腸菌、雑菌、寄生虫、藻やアメーバーなど、多種多様な汚染が実際に起きており、なかには「なぜ、こんなものが」と首をかしげたくなるようなものも水槽でみつけられています。
スーパーの袋や壊れた玩具などが発見されたことも報告されています。
細菌のなかには別名、在日軍人病と呼ばれる、レジオネラ菌による汚染もあります。
建物の上に取り付けられたクーリングタワー に繁殖するこの菌が身体に入ると、肺炎に近い症状が出ます。
受水槽の汚染はまさしく「見ぬは天国、開ければ地獄」といった油断できない状況にあると言えるでしょう。
水源からスタートして、家庭の蛇口に届くまで、こんなに多くの課題をかかえる水。
浄水器を通すことなく飲むのはもう危険な状態です。
問題はその性能は、現在の水はもう決して安全とは言えない状態にあります。
現在の浄水場では汚濁のすすんだ水源水から現在の水道水のレベルまで浄化するのが精いっぱいといったところ。
浄水能力の限界まできています。
「行政の怠慢」「環境行政の遅れ」と指摘しても、今日、明日のうちに改善されるということはまずありえない。
ピルやマンションなど建物のなかでの水の汚染については実態の把握さえ十分にはすすんでいません。
法的な対応策が施行されるとしても、設備の改良には莫大な資金が必要ですぐにすべてがよくなるというわけにはいきません。
こうした状況にある私たちがいますぐにできる現実的な対処法は、自分たちの水を自分で守ることです。
有害物質による危険を文字どおり水際で防ぐために、浄水器は各家庭の必需品となっています。
浄水器の最低必要条件ひとくちに浄水器を取り付ければいいと言っても様々な種類のものが市販されており、購入する時に迷ってしまうこともあるでしょう。
その価格も実にさまざま。
高ければ高いほど効果もあがるとも言えません。
私の目から見て、価格に見合った効果が本当にあるのか疑問を感じるものも多く販売されています。
水本来が持つ味やにおい、水に徴量に含まれるミネラルの効果さえ台無しにしているのが、塩素です。
水道水中の塩素が多いことは現在の日本の水事情からするとどうしょうもないことです。
必要悪とさえ呼べるかもしれません。
家庭まで無菌で水を運んでくれた後の塩素は邪魔者ものでしかありません。
食品を細菌から守るための包装紙を捨てずに中身と一緒に調理する人はいないでしょう。
塩素もこれと同じだと言えます。
取り除いてあたりまえ。
浄水器を通さない水を飲んでいる人は章包装紙つきの料理を食べているのと同じ感覚だと言えるでしょう。
害があって当然です。
満足に失敗しない浄水器の選び方53できないような浄水器は他の有害物質の除去などは期待できない状態だと言えます。
現在の浄水器はシャワー用などを除き、塩素以外の有害物質も取り除く仕組みを持っているものが大半ですが、管理が悪いと塩素が減り家庭内での菌汚染のおあります。
よもや取り付けているから安心と思いこんでいる人はいないと思いますが、大切なことなので浄水器のメンテナンスについて改めて述べておくことにしましょう。
浄水器の中が拘酋の温尿なるもと能力の低い浄水器や、使っていくうちにフィルターが汚れ能力の落ちた浄水器は有害出刷物質お通過ぎせてしまうだけではなく、附部に雑菌が繁殖しまう危険があります。
中途半端に塩素を取り除く能力だけ残っている場合が最悪です。
塩素の殺菌能力を失った水は細菌の繁殖を防ぐことができないのです。
浄水器をとりつけているから大丈夫というわけではなく、定期的にフィルターを交換していかないと健康のためを思って取り付けた浄水器が食中毒菌の温床ともなりかねません。
かつて主流であった、活性炭に不純物を吸着させるだけの浄水器をもし今でも使用しておられる方があったら要注意。
このタイプの浄水器は能力が低いだけではなく、活性炭に付着した雑菌が内部で繁殖し、かえって水を汚染する可能性が高いのです。
最近の活性炭は銀イオンなど身体に害のない金属をコーティングし、菌を殺す仕組みですが、旧タイプのものはこの処理が施してないため危険です。
現在では活性炭の能力だけに頼る浄水器よりも中空糸膜や、逆浸透膜などを併用してより強力に水道水中の不純物を取り除く浄水器が主流となっています。
これらの浄水器は水のなかを漂う微細な汚染物質まで除去してくれる優秀なものですが、反面フィルターのきめがこまかく赤サビの混じった水や汚れた貯水槽から流れ込む水などを櫨過する場合に起こしやすいという性質を持っています。
浄水器にはフィルターの交換の目安が必ず書いてありますから、それを参考にして、水事情の悪い場所で使う場合は早めに交換することを心がけてください。
健康のために取り付けた浄水器も正しく使わないと効果がないのです。
浄水器のなかには、浄水器の蛇口をひねった時、ちょろちょろとしか水が出てこないものも労あります。
少し水を使っただけでタンクのなかの浄化された水が空っぽになり次に使う%まで、時間がかかってしまう浄水器もあります。
これらの浄水器は、水質はよいものかもしれませんが、明らかに水量不足です。
浄水器の水を飲み水やコーヒーや紅茶など飲み物を作るときにしか使わないという人がいますが、浄水器の本来の使い方とは言えないでしょう。
野菜を洗い、料理に加える水、その他生活のための水は当然浄水器を通したものを使うべきです。
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